2009年5月31日日曜日

『男たちの熱き闘い』 ~まつぼっくりタワーにかける思い

「こっ これを乗せたら・・・ ダメだ・・・手が震える・・・
 いっ いくぞ!!」

「あ~っ!?」


…………………………………………………

そこには、人々が熱狂し、落胆し、熱き汗を流すスポーツが
存在するという・・・。

この物語は、ふとそのスポーツに挑むことになった、
若き挑戦者たちの新記録樹立までの物語である・・・・・。

…………………………………………………

(初めての山のふるさと村。
今日はキャンプ場に友達6名で宿泊する。
チェックインまでまだ時間があるし、このビジターセンターで
のんびりしていくかぁ。)

(ふんふん、動物の骨とか、ハチの巣とか飾ってある・・・
自然を紹介する施設なんだな。)

んっ?なっ何だコレは? 「まつぼっくりタワー」!?


「まつぼっくりタワー」とは、この春からビジターセンターに
置いている、まつぼっくりをより高く積み上げる挑戦ゲームである。
今までの記録は【36個】 
この数字、男たちの挑戦心をそそるには、十分な記録であった・・・

丸太の輪切りを土台にしたまつぼっくりを基礎にし、
慎重に・・・慎重に・・・みんなで相談しながら、
少しづつ積み上げていく。

12個

18個

25個

33個

37個・・・・・  おっ!おお~っ!!















「やったぁ!記録更新だぁ~! でもまだだ・・・まだいける!」


喜びも束の間、男たちは自分たちの限界へと挑戦し始めた。
見守るスタッフや子どもたちの手にも力が入る。

38個・・42個・・45個・・・















奇跡の手と、冴え渡る頭脳と、熱き友情の力は、
あっという間に 48個まで積み上げていた。

「こっ これを乗せたら・・・ ダメだ・・・手が震える・・・
 いっ いくぞ!!」

「あ~っ!?」



「のっ 乗った~~~!!!」

ごっ ごっ 52個









こんな奇跡が起こるとは、30分前までは誰も予想していなかっただろう。
そして、誰もが望んでつぶやいた・・・

「もう1個・・・」

それから、一瞬目を離し、また見たときには・・・
















男たちの熱き挑戦は、幕を閉じた・・・
しかし、記録をぬりかえたその顔はすがすがしく、
去り際に一言、こう残して行った。

「記録が破られたら、また来ます!」

…………………………………

この、物語を読んだみなさん!
まつぼっくりタワーの新たな伝説を作りに来ませんか?

※この物語は、主人公の男性たちに了解を得て
 書きました。


(「はぁ~、楽しかった♪」 ゆうき)

2009年5月28日木曜日

上を向いて歩こう

今日は一日シトシト雨。

森の中を歩きながら、「あー雨やなぁ…」と
思いながら、ふと、上を見ると…

!!!
 
抜け殻?!
セミの抜け殻?!
ひょっとして、最近、鳴いてたハルゼミ?!

思わぬ発見に大興奮!!!

カメラに収めた後、そっと手に取ってみる。

きっと、ハルゼミの抜け殻や!!!
やったぁ!
ビジターセンターにいるスタッフもなかなか見たことない
って言ってたハルゼミの抜け殻や!!
やったぁ!やったぁ!

…と、喜んだ瞬間、強風がびゅうっ

「あ…!」

気付いたら手の中にあった抜け殻がないっ!!
下を見てもないっ!!
辺りを見回してもないっ!!

ない…。

せっかく見つけたのに…。

みんなに自慢しようと思ってたのに…。

(しばし、その場で呆然と立ち尽くす村田…)




うーん、諦めきれない!!

と、いうことで目を皿のようにして
地面を探し続けること約10分。


…あ、あったぁ!!

ありました!
地面の上に、ちゃんとありました!!
奇跡的に見つけられました!!
踏みつぶすことなく、無事に捕獲!!
よかったぁ。
今度は飛ばされないように手で覆って、すぐにビジターセンターに!

ちゃあんと、ケースに入れておきました。
見てみたい人はビジターセンターまで!


…と、このブログを作成中、いおりさんから呼び声が。

「モリアオガエルが卵産んでるよ!」

なんやて~?!
早速カメラを持って見に行く。

あー!あった!
泡みたいなのがもこもこもこ…。

こんな風にモリアオガエルは木の枝に卵を産みます。
今後、どんな風になっていくのか、要チェックです!


抜け殻といい、卵といい、今日は見上げると大発見がある一日でした。
みなさんも、山ふるに来たらぜひ上を向いてみてください。
何か発見があるかも?

ただし、足元にはご注意を!

(むぅ)

2009年5月21日木曜日

野外インフォメーションより中継

今日は山ふるの館内清掃DAY!
清掃業者の方による本格的な掃除が行われている間、
私たち山ふるスタッフは野外で待機します。

よっこらせとテーブル、椅子を館内入口に運び、
パンフレットや地図、電話(子機)をセットし、
ついでに双眼鏡やデジカメなどのお楽しみグッズも用意して
野外インフォメーションが完成!
ずいぶんと緑が濃くなったなぁ!

降り注ぐ紫外線にビクビクしながらも、青空の下で来訪者を
迎えられるのもいいねぇ、と汗をキラリとさせながら
館内清掃が終わるのを待つこと、1時間半。

来訪者は少し少なめでしたが、周辺の音の賑やかなこと!
沢沿いからは、水音と一緒にミソサザイやイカルなど鳥の声が響き渡り、
尾根道からはオオルリやツツドリ、カラ類のさえずりや
「ムゼームゼームゼー」とハルゼミの鳴き声が。
足下では、カサカサッ・・とトカゲが走る走る!
動かずにいても、20種類以上の音が楽しめました。

 
カメラを持って10歩だけ散策。
あっちこっちで葉が巻かれてます!

ミズキの花が終焉間近。今はニセアカシアや
ウツギの白い花が見頃です。


白いあわあわも、いっぱい。

走るといえば、周遊道路からはバイクの走音も
自然の音に負けないくらい派手に聞こえてきます。
ドライブ目的で奥多摩周遊道路へ訪れる皆さんも、
山のふるさと村に立ち寄ってのんびりと初夏の森を
堪能してくれたら嬉しいなぁと想いを馳せながら・・

本日の野外インフォメーションは午前中で終了!
午後は展示室内で皆さんをお待ちしております。

(まゆみぃ)

2009年5月18日月曜日

春まつりは24日がラスト!

爽やかな風が心地良い山のふるさと村より、こんにちわ!
昨日(17日)、先週(10日)は新緑シーズンの恒例イベント
「山のふるさと村春まつり」が園内にて行われました。

郷土芸能の上演や、奥多摩の味が楽しめる物産展、餅つき大会などが行われ、
子どもも大人も無邪気に遊び、にぎやかな笑い声が溢れた週末でした。
春まつりラストを飾るのは5月24日(日)!

どんなイベントが行われているか、ほんの少しですがご紹介しますね。

新緑の森に格好良いお揃いTシャツ娘登場!
奥多摩郷土芸能の担い手さん達でした。


爽快な太鼓のリズムが新緑の森に響きわたります!
日射しの強いなか、涼しげな顔で演奏する皆さんの格好良さといったら!
24日は、奥多摩郷土芸能「鹿島踊り」が13時30分から上演されます。

清流太鼓の上演後は、太鼓をたたいてみる体験コーナーも。
小さな子ども達も、凛々しい顔つきでチャレンジしました。

お兄ちゃんたち、いいなぁ・・と2歳の女の子。

ビジターセンター館内では、奥多摩民話の語りが上演されました。
奥多摩弁で語られる昔話に、大人も子どもも昔の暮らしへタイムトリップ!

焼き川魚(マス・ヤマメ・イワナ)や、奥多摩のお母さん達が
作った炊き込みご飯など、奥多摩の味を楽しめます。
24日は餅つき大会が行われますよ〜!

再度、春まつりラストの予定をご案内いたします。

 ○5月24日(日)
 ・奥多摩郷土芸能「鹿島踊り」の上演 13:30〜
 ・もちつき大会
   つきたてのお餅は格別の美味しさです!一緒にお餅つきも体験。
 ・炭と木酢液の配布
   園内の炭焼き窯でつくった炭と木酢液を無料配布します。
   今の暮らしに役立つ資料付き!

<特別出店>
 ・奥多摩物産店
 ・焼き魚の販売
 ・木工作品の販売
 ・昔あそびコーナー

<クラフトセンターの催し>
 ・木工教室・石細工教室(9:30〜15:00)
 ・陶芸教室(9:30〜14:30)
 ・春まつり特別つる細工(9:30〜15:00)
 ・森の工作舎-木のペンダントやバッチなど(9:30〜15:00)

<ビジターセンターの催し>
 インタープリター(自然解説員)が旬の自然の見どころや
 奥多摩の歴史を楽しい自然体験プログラムや展示で紹介しています。
 10:30〜10:45 スライドショー(ビジターセンター内)
 11:00〜12:00 ガイドウォーク
 13:00〜13:30 ちびっこあ〜と
 14:00〜15:00 ガイドウォーク
 ※ビジターセンター窓口で申込みを受け付けています。

<無料送迎バス>
 ●午前:奥多摩駅10:00発 山のふるさと村行き
 ●午後:山のふるさと村から最寄りの大津久バス停まで
     14:20/15:00/15:40の3回運行
 ※大津久バス停から奥多摩駅までは約30分
  乗車される方はビジターセンター前でお待ち下さい。

1年に3日だけの山のふるさと村春まつり。
新緑の森や、奥多摩の味・暮らしに会いにいらしてください!

(まゆみぃ)

2009年5月14日木曜日

森のちまき、落ちてます

ビジタセンター前の駐車場にある一本のケヤキ。















近頃、この木の下にたくさんのちまきが落ちています。
 
あまりにもたくさん落ちているので、
いったい一日に何個落ちているのか(見つけられるか)
カウントすることにしてみました。

昨日のうちにケヤキの下のコンクリートに落ちているものを よけておき、
今日、落ちている数を数えてみることに。

が、しかし…

今日の午前中はビジターセンター前にある輪投げが
階段まで飛ばされるほどの強風!!
これじゃあ、落ちたものは飛ばされていってしまう?!

と、不安になりつつも集めてみると…









こんなにもたくさんの
ちまきを発見!!!


いったい何個あるのか、
早速、ビジターセンターに戻り数えてみました。

1、2、3、4……10、……20、……30、

………100

……………250、
えっ、もう250?!

250でようやく半分です…













根気よく地道に数え続け…

やっと、数が判明!!!

なんと!

今日発見できたちまきの数は全部で!

577個!!!

…果たして、この数は多いのか少ないのか…?
昨日、よけて集めたものはざっくり数えて450くらいだったから…多い??

ちなみに、この森のちまきの中身はおもちではなく、ある卵が入っています。
誰の卵なのかはぜひ、ビジターセンターに確認しに来て下さい!

ただし、ひとつ約束があります。
この森のちまきは乾燥してしまうと卵が育たなくなってしまいます。
コンクリートの上やお部屋の中だと乾燥してしまい、卵が死んでしまいます!

もし、見つけたらちゃんと土の上に返しておいてくださいね。











※ちまきの拡大写真。さて、いったい誰がちまきを作ったのでしょう?
 


(むぅ)

2009年5月7日木曜日

今日からゴールデンウィーク!?

2009年のゴールデンウィークは、山ふるもたくさんの人で賑わいました。
ゴールデンウィークの終わった5月7日の今日は、
雨の影響もあって来訪者はちらほら、とても静かです。

人は少なくなりましたが、
その代わりに、森の生きもののゴールデンウィークが始まったようで、
園内は賑やかです。

恵の雨を受けた木々が、赤ちゃん葉っぱをぐんぐん広げ、
トチノキやホオノキの花がポンポン咲き出し、
カメムシの赤ちゃんが四方八方に元気よく走り出し、
池では、もうすぐモリアオガエルの合唱もはじまりそう・・・・・











「今度は僕たちが森でのびのびするんだいっ!」
って感じかな。

ゴールデンウィークをのびのび過ごす
森の生きものの様子を、
みなさんも見に来てみて下さいね。

(ゆうき)

2009年5月5日火曜日

春まつりのご案内

お待たせしました!
新緑シーズンの恒例イベント「山のふるさと村春まつり」の
詳細をお知らせいたします。
今年はゴールデンウィーク後の日曜日に3回に分けて行われます。
のんびりと奥多摩の新緑を満喫しながら、楽しく遊べる1日!
皆さま、お誘い合わせの上、ぜひ遊びにいらしてください。

◆山のふるさと村春まつり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<日時>2009年5月10日(日)・17日(日)・24日(日)
      9:30〜15:30

爽快!「奥多摩清流太鼓」

奥多摩郷土芸能「鹿島踊り」

<特別イベント>
 
 ○5月10日(日)
 ・郷土芸能「奥多摩清流太鼓」の上演 11:30〜/13:30〜
 ・奥多摩民話の語り 11:00〜/13:00〜
   奥多摩の昔話から昔の暮らしにタイムトリップ!
 ・もちつき大会
   つきたてのお餅は格別の美味しさです!一緒にお餅つきも体験。
 ・炭と木酢液の配布
   園内の炭焼き窯でつくった炭と木酢液を無料配布します。
   今の暮らしに役立つ資料付き!

 ○5月17日(日)
 ・奥多摩民謡連盟の踊り 14:00〜
   奥多摩の民謡に合わせて踊ります。皆さんもどうぞご一緒に!
 ・だんご汁の配布
   地元の方が作った奥多摩の郷土料理を味わえます。
 ・炭と木酢液の配布
   園内の炭焼き窯でつくった炭と木酢液を無料配布します。
   今の暮らしに役立つ資料付き!

 ○5月24日(日)
 ・奥多摩郷土芸能「鹿島踊り」の上演 11:30〜/13:30〜
 ・もちつき大会
   つきたてのお餅は格別の美味しさです!一緒にお餅つきも体験。
 ・炭と木酢液の配布
   園内の炭焼き窯でつくった炭と木酢液を無料配布します。
   今の暮らしに役立つ資料付き!

<特別出店>
 ・奥多摩物産店
 ・焼き魚の販売
 ・木工作品の販売
 ・昔あそびコーナー

<クラフトセンターの催し>
 ・木工教室・石細工教室(9:30〜15:00)
 ・陶芸教室(9:30〜14:30)
 ・春まつり特別つる細工(9:30〜15:00)
 ・森の工作舎-木のペンダントやバッチなど(9:30〜15:00)

<ビジターセンターの催し>
 インタープリター(自然解説員)が旬の自然の見どころや
 奥多摩の歴史を楽しい自然体験プログラムや展示で紹介しています。
 10:30〜10:45 スライドショー(ビジターセンター内)
 11:00〜12:00 ガイドウォーク
 13:00〜13:30 ちびっこあ〜と
 14:00〜15:00 ガイドウォーク
 ※ビジターセンター窓口で申込みを受け付けています。

<無料送迎バス>
 ●午前:奥多摩駅10:00発 山のふるさと村行き
 ●午後:山のふるさと村から最寄りの大津久バス停まで
     14:20/15:00/15:40の3回運行
 ※大津久バス停から奥多摩駅までは約30分
  乗車される方はビジターセンター前でお待ち下さい。

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 眩しい新緑と、清々しい夏鳥のコーラスが響きわたる
 山のふるさと村で、皆さんと素敵な時間を過ごせることを
 楽しみにしております。
 山のふるさと村スタッフ一同