2010年度最後の日。
山のふるさと村は、たっぷりの太陽光を受けて
チョウが飛び、花が咲き、ゆったりとした時が流れています。
そんな中、私は、一丁前に年度末らしく ちょっとバタバタしていました。
早足で歩き回っていて、ふと足を見ると、ぎゅ～っと気持ちがこみ上げてきました。
「私、歩けるんだなぁ」と。
好きな方向に、好きな数だけ、好きな歩幅で、好きなリズムで、
好きなように歩ける・・・
そしたら、すっごく不思議な気持ちになり、すっごく嬉しくなりました。
嬉しくなったので、
霜柱で浮いた土を踏んでみると・・・ふわ～
石の上に乗ってみると・・・あわわっ（こけた）
コンクリートの上は・・・かたかた～
そして、最後はコケの上を歩いてみると・・・ふかふかぁ
歩くこと。それは、感性と気持ちが伴って完成する動き。
すごく当たり前が、スペシャルに変わります。
（ゆうき☆）
どうぞよろしくお願いいたします！』
『毎年恒例のこの大会、「春を待つ草花の冬の間の装い」を競う内容となっております。「春の装い」とはまさにロゼット（根生葉）の事です！ロゼットは冬の間、土の下の根っこから葉っぱを出し春を待つ、いわば植物の生き残りをかけた、アピール合戦なのです。しかもオシャレ！』
『さぁ、今年のベスト オブ ロゼットに輝くのは、どの植物さんでしょうか！？』
『まずはじめに大会の審査員をご紹介します。』
『本大会第一回の優勝者、フキノトウさんです！』
『相変わらず、かわいらしいフリルのブラウスですね～☆』
『12種類の植物たちが出そろいました！』『どのロゼットもビューティフル！』
『この中からベスト オブ ロゼットは現れるのかぁぁ！！』
・・・・・・
・・・なんて
昼下がりのビジターセンター前で、
「こんな大会やっていたらいいなぁ」
て妄想するインタープリターが一人。
春待つ息吹を感じています…。
（たっちゃん）
