コーヒーがおいしい!と評判をいただいている、
軽食・喫茶・ギャラリー「やませみ」ですが、
9月1日(水)は臨時休業いたします。
また、9月からは毎週火曜日が定休日となります。
みなさま、ご利用の際はお気をつけてお越し下さい。
さあ、8月ももう終わり、9月が目の前です。
レストランのコーヒーはもちろん、
秋の山のふるさと村も楽しみに、みなさまぜひ遊びに来て下さい。
秩父多摩甲斐国立公園にある自然公園施設、東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村ビジターセンターのブログです。園内や奥多摩の自然の情報、イベント情報などを紹介していきます。東京の西の端、奥多摩にある『山のふるさと村』でお待ちしています。
2010年8月30日月曜日
2010年8月27日金曜日
赤いニョロニョロ現る!
昨年の秋山ふるへ届いた、可愛らしい雰囲気だけど
その汁に触れただけで、皮膚がぽろぽろ剥がれ落ちる・・
山ふるで働いていたインタープリター萩原・ナバ・祐作
(現・岐阜県立森林文化アカデミー)が制作したパンフレットです。
さわっちゃダメ!といわれている「赤いニョロニョロ」の正体は、
カエンタケ(火炎茸)という猛毒を持ったキノコ。
その汁に触れただけで、皮膚がぽろぽろ剥がれ落ちる・・
少量でも間違って食べてしまったら絶体絶命・・
う〜ん、怖いキノコがあるもんだ!とパンフレットを見て驚いたものです。
それから1年が経った今年の夏、
山のふるさと村で、あの赤いニョロニョロと遭遇!
発見されたのは、園内遊歩道から獣道を4mほどあがった先にある
発見されたのは、園内遊歩道から獣道を4mほどあがった先にある
コナラの老木の下でした。棒状のものや、手のひら状など、
色んな形のニョロニョロが地面から顔を出しています。
真っ赤っかから、オレンジ色まで、形だけではなく色もさまざま。
夏から秋にかけて、ナラ枯れの土地に突如発生すると言われるカエンタケ。
発生時期や場所、見た目の特徴の全てに当てはまっていますが、
今はキノコの分類に詳しい専門家の方にご協力いただき、
今はキノコの分類に詳しい専門家の方にご協力いただき、
カエンタケで間違いないかを調べてもらっているところです。
噂に聞いていただけの猛毒キノコ(と思われるニョロニョロ)でしたが、
実際にその姿を前にしたら、燃えるような赤やオレンジ色が、
触ったら危ういぞ~という雰囲気に満ち満ちてました。
今のところ遊歩道から手を伸ばして届く場所には生えていませんが、
今後、生息地が拡大していないかどうか、しっかり調査していこうと思います。
皆さんも、山のふるさと村で赤いニョロニョロを発見した時には、
必ず、遠くからそ~っと観察するだけ!
さわっちゃダメです。口に入れたら、もーっとダメです!
園内で目撃した時には、ビジターセンターまで
ご一報ください。
(まゆみぃ)
実際にその姿を前にしたら、燃えるような赤やオレンジ色が、
触ったら危ういぞ~という雰囲気に満ち満ちてました。
今のところ遊歩道から手を伸ばして届く場所には生えていませんが、
今後、生息地が拡大していないかどうか、しっかり調査していこうと思います。
皆さんも、山のふるさと村で赤いニョロニョロを発見した時には、
必ず、遠くからそ~っと観察するだけ!
さわっちゃダメです。口に入れたら、もーっとダメです!
園内で目撃した時には、ビジターセンターまで
ご一報ください。
(まゆみぃ)
2010年8月20日金曜日
自然の今とこれからと
昨日、遊びに来てくれていたJr.レンジャーから
こんな報告がありました。
詳しい話を聞いてみると、
ビジターセンター下のサイグチ沢にバーベキューの跡があり、
近くの草の影に隠すようにペットボトルなどが置いてあったとの事。
ちょうどビジターセンター館内がにぎわう時間。
すぐにも確認にいきたいのに、
プログラム実施や窓口、電話対応などに追われ
なかなかスタッフがビジターセンターから出る事ができずにいる中、
Jr.レンジャーから、さらっとこんな言葉が。
「俺、集めてこようか?」
スタッフはもう、感動というより驚くばかり。
Jr.レンジャーって、
こんなに素敵な人間になるんだなぁ・・・と思いながら、
その言葉に甘えて、お願いしました。
そして。
手や服を汚して、懸命に集めてくれたゴミはというと。
ひどい。の一言ですね。
包丁や鉄板、まだ飲んでいないビールや油まで!
また、油はサイグチ沢に流れ込み、
そのせいかどうかはまだ判りませんが、死んでいる魚も近くにいたそうです。
山のふるさと村は国立公園内にある、自然公園。
動植物への影響のため、キャンプサイトを除いた
公園内での火気使用の禁止、
そしてゴミの持ち帰りをお願いし、ゴミ箱を設置していません。
どうしたらこんな事が起こらないようにできるか、
ゴミを拾ってくれたJr.レンジャーと一緒に
その日、考えてみました。
動物のために、森の生きもののために、
「許せない!」と怒りながら、
「看板を大きくする」「禁止の札を作る」などの
アイディアを出し合いました。
そして、最後に浮かんだ、一番、私たちに出来そうなこと。
「自然の大事さを、そしてその自然が人によって汚されていることを
他の誰かに伝えること」
小さな小さな事のように思えるけど、
人の気持ちを変えるには、
人が伝えていく事、が一番の近道なんじゃないかなと思いました。
今日、鉄板や火ばさみなどの、まだ使えるものを使えるようにキレイにし、
もう駄目になってしまったものを分別して捨てながら、
しみじみとそんな事を考えていました。
この森の自然が、自然なままでいられるように。
私たちにできることを、今もまだ考え中なので、
素敵なアイディアが浮かんだ方は、ぜひ教えてくださいね!
(かおり)
その言葉に甘えて、お願いしました。
そして。
手や服を汚して、懸命に集めてくれたゴミはというと。
ひどい。の一言ですね。
包丁や鉄板、まだ飲んでいないビールや油まで!
また、油はサイグチ沢に流れ込み、
そのせいかどうかはまだ判りませんが、死んでいる魚も近くにいたそうです。
山のふるさと村は国立公園内にある、自然公園。
動植物への影響のため、キャンプサイトを除いた
公園内での火気使用の禁止、
そしてゴミの持ち帰りをお願いし、ゴミ箱を設置していません。
どうしたらこんな事が起こらないようにできるか、
ゴミを拾ってくれたJr.レンジャーと一緒に
その日、考えてみました。
動物のために、森の生きもののために、
「許せない!」と怒りながら、
「看板を大きくする」「禁止の札を作る」などの
アイディアを出し合いました。
そして、最後に浮かんだ、一番、私たちに出来そうなこと。
「自然の大事さを、そしてその自然が人によって汚されていることを
他の誰かに伝えること」
小さな小さな事のように思えるけど、
人の気持ちを変えるには、
人が伝えていく事、が一番の近道なんじゃないかなと思いました。
今日、鉄板や火ばさみなどの、まだ使えるものを使えるようにキレイにし、
もう駄目になってしまったものを分別して捨てながら、
しみじみとそんな事を考えていました。
この森の自然が、自然なままでいられるように。
私たちにできることを、今もまだ考え中なので、
素敵なアイディアが浮かんだ方は、ぜひ教えてくださいね!
(かおり)
2010年8月12日木曜日
目からウロコ!
ビジターセンター内事務室にて。
「シャワー室に、黒い毛がフサフサ生えてる大きな毛虫がいたよ〜」
『本当に!?私、さっきシャワー浴びたばかり・・』
(メガネを外してたから、周りがほぼ見えてなかったはず。
えぇぇぇぇ!あんなに狭いシャワー室で毛虫と2人っきりだった!?)
背筋に流れる一筋の冷や汗。
実は私、これまで毛虫を触ったことがありません。
小さな頃から、毛虫は触っちゃぁいけないと母も婆ちゃんも曾婆ちゃんも
断言していたので、触ってもかぶれない毛虫がいることを知っても、
色合いや模様のオシャレさに心を打たれても、
触ってみることができませんでした。
その次の日、ビジターセンターで実地研修を受けている
インタープリター「すけ3」の手に、昨夜シャワー室にいたと言われる
あの黒い毛がびっしり生えている毛虫が乗っているではないですか!
(クマケムシとも呼ばれるヒトリガ科の幼虫だそうです。)
すけ3曰く、少しくすぐったいけど気持ち良い〜とのこと。
ダイナミックに動き回る毛虫を、平然と、しかも嬉しそうに
手に乗せているすけ3を見ていたら、
心の奥から好奇心がモクモクと湧いてきて・・
人生初!
毛虫を手に乗せちゃいました。
これが本当に心地良い感触でびっくり。
手に乗せて近くで見てみると、
眼が可愛くて、眺めるだけでは分からなかった
お腹のきれいなオレンジ色も見えました。
初めて触れた毛虫の感触に感激が収まらず、
記念すべき初体験の現場を写真に収めることもままならず・・。
まさか、こんな日がやってくるなんて!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな目からウロコ体験から数日後。
すっかり毛虫の魅力にまいってしまって、野外に出ては
毛虫がいないか目で追ってしまう日々です。
う・・うつくしい!エメラルドグリーンの体にターコイズブルーの模様をした
クスサンの幼虫。手に乗っけても大丈夫!
ヤママユガの幼虫、みーっけ。
たまらない透明感!
あらあら、顔は赤茶色でサルっぽい!?
何故か前足にクマさんのような毛をまとった
クロシタアオイラガの成虫。すけ3曰く、成虫も面白い!
けど、この子の幼虫は触っちゃいけません。
見れば見るほど、
知れば知れほど、
さわれるものは、さわってみるほど面白い!
この夏は、小粋でオシャレな毛虫を探しまくろうっと。
(まゆみぃ)