いろいろなものを発見します。
木の実、落ち葉、木の枝、
動物のうんち、モグラの穴、
不思議な形の雲・・・。
雲が「山」って漢字に見えませんか? |
友達とゆっくり散歩して、
見つけたものを紹介しあうのも、
とても楽しいです。
さて、そんな森の発見の中で、
最近、特におもしろいと思ったものは
「鳥の羽根」でした。
とてもたくさんの羽根が落ちていました。
こんなにたくさん! |
きっと、テンかタヌキあたりに食べられて
しまったのでしょう。
両手を合わせて、ご冥福をお祈りしてから、
落ちている羽根を出来るだけ拾って帰ってきました。
はてさて、
せっかくたくさん拾って来たので、
きれいに並べて飾れたら素敵だなと思い、
落ち葉や小石などを丁寧により分け図鑑と比べながら並べていきました。
1、まず、原寸大鳥の羽根図鑑取り出す。
2、そして、一ページずつめくって、どの鳥の羽根か調べる。
「アトリ」という鳥の羽根であることを突き止めました。
3、最後に、お菓子の箱とマスキングテープをつかって、
きれいに並べる。
図鑑をみて、どこの羽根なのかわかるものは記入。
4、ん。良いのではないか!と満足する。
でも、そこで満足しているとむさんに、
他の人がアドバイスをくれました。
「いつ・どこで・誰が拾ったか書こうよ。
そうすれば、立派な標本だよ。」
・・・標本!!
その場所、時期にどんな生き物が見られるかや、
自然環境の変化で、そこで見られる生き物が
変わっていないか、
そういうことは、何の記録もなければ、
なかなか調べることはできません。
その記録の方法の一つが「標本」です。
確かに、かざるだけではもったいない。
記録として、価値のあるものにしたいです。
さっそく「いつ・どこで・誰が」を書き留めておきましょう。
マスキングテープに書いて、 |
ぺたり。 |
これで、立派な標本です。
この標本が、奥多摩の豊かな自然を大切にするために
役立つ日が来るでしょう。
今回の鳥の羽は、
たくさんの羽根をきれいに並べてみましたが、
たとえ1枚でも「いつ・どこで・誰が」を残しておけば、
立派な記録になります。
みなさんも、何かステキだなと思う物を見つけたら、
記録をつけてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら将来、貴重な資料になるかも!?
(インタープリター:とむさん)