インタープリターとむさんです。
とうとう梅雨入りしましたが、ちょっとした晴れ間の瞬間、森を歩いていると
明らかに丸くかじりとられた葉っぱを見かけました。
あまり気にせずに、なんとなく虫が食べたんだろうなと思っていたのですが、
その犯人が、葉っぱを利用しているところを発見しました。
その犯人はこちら。
ハキリバチさん。
木に空いた穴から、顔をひょっこり。
何をしているのかと見ていると、しばらくして飛び立ちました。
穴をのぞいてみると・・・。
「おや、たまご」
蜜や花粉を敷きつめた穴に、
白いたまごを産みつけていました。
「まあまあ」
と思っていたら、丸く切り取った葉っぱを持ってきたお母さんバチによって、
すぐ蓋をされてしまいました。
葉っぱで上手に蓋をする様子を動画にも収めました。
器用なものです。
これを何度も繰り返していました。
ハキリバチは、その名の通り、葉を切るハチです。
切った葉は、食べるためではなく、
幼虫のごはん(蜜・花粉)と卵を守る巣材として運ばれていきます。
もし丸く切り取られた葉っぱを見つけたら、
近くに頑張って巣作りに励む、お母さんバチがいるかもしれません。
木の穴の他、竹の筒や地面の穴などにも巣を作るそうですよ。
ぜひ探してみて下さい。
(インタープリター/とむさん)