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ビジターセンターのスタッフ（インタープリター）は
散策路の安全や動植物の様子、季節の変化を確かめるため、
毎月、各トレイルを歩いて調査しています。
このブログでは、調査結果の一部を紹介します。
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雨上がり。日が差しはじめた杣の小道を歩いてきました。
みずみずしい若葉に光が当たり、森の中は春らしい明るい色に包まれていました。
自然情報（抜粋）
◆植物（木）：ヤマツツジ・ヤマブキ・コナラの開花
◆植物（草）：ヒトツバテンナンショウ・タチツボスミレ・ヒトリシズカの開花
◆野鳥：ヤマガラ・ヒガラ・オオルリ・ガビチョウ・ウグイス・ミソサザイのさえずり囀り、コゲラの地鳴き
◆哺乳類：ニホンジカの糞および毛、アカネズミの食痕（オニグルミ）
◆昆虫：ナナフシモドキ・イチモンジカメノコハムシ・ヒゲナガオトシブミ
オトシブミの揺籃がたくさん
インタープリターのつぶやき
今朝までの雨のせいもあるのでしょう、
トレイルを歩くと、足元にはいろいろなものが落ちています。
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| 雨で落ちたか、生き物のしわざか、あちこちに葉っぱが枝ごと落ちています。 |
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| 動物の毛も落ちています。ニホンジカのものと思われます。 |
それは、これ。
オトシブミという昆虫が子どものためにつくるゆりかご（揺籃）です。
（この昆虫について、ここでは詳しくは書きませんが気になる方は調べてみて下さい。面白いですよ！）
これが落ちているということは、木の上で、せっせとこのゆりかごをつくっている親がいるはず。でも、樹上の様子は見えません。
こんな時には橋の上からの観察がおすすめ。
木の上で起こっていることを目の前で観察できる場所でもあるんです。
いました、いました。
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| 葉の上にいる小さな昆虫が「オトシブミ」 |
小さな体を使って、時間をかけてゆりかごを作っていきます。
この時期は、ようやく巡ってきた春を待っていた動物や、鳥や、虫たちが
あちこちで動きまわっていますよ。
私のいちばん好きな季節です。
（インタープリター／よってぃ）