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ビジターセンターのスタッフ(インタープリター)は
散策路の安全や動植物の様子、季節の変化を確かめるため、
毎月、各トレイルを歩いて調査しています。
このブログでは、調査結果の一部を紹介します。
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調査の時の天候は、曇り後雨。
紅葉は終わり、木の葉が落ちて、ルート上に多く積もっていました。
自然情報(抜粋)
◆植物:ゲンノショウコ・ジシバリ・ハキダメギクの開花、コウヤボウキ・スギ・ヒノキの結実
◆鳥類:ヒヨドリの地鳴き、キクイタダキの目視、カラ類の混群
◆哺乳類:シカの食痕・糞・樹皮剥ぎ、イタチの糞、ムササビの食痕(スギの球果)
◆昆虫類:アカスジキンカメムシの幼虫
◆その他:ジョロウグモ・オナガグモ・ジグモ
◆道路状況:ルート上に落ち葉が多くある
インタープリターの独り言
歩いていると、ふと見た事がないものを見つけました。
スギぼっくり(球果)の頭からスギの雄花が出ていました。
普通は枝先に雄花(花粉が詰まったもの)と雌花(のちの球果)が別々に見られる事が多いのです。
変わった雄花の付き方をする事もあるのだと思いました。
想像をこえた自然の姿にいつも驚かされます。
(インタープリター/いわしぃ)