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ビジターセンターのスタッフ(インタープリター)は
散策路の安全や動植物の様子、季節の変化を確かめるため、
毎月、各トレイルを歩いて調査しています。
このブログでは、調査結果の一部を紹介します。
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冬の晴れ間。
陽があたる尾根は、比較的暖かく、沢沿いの道は、かなり寒い。
尾根沿いの様子
沢沿いの様子
自然情報(抜粋)
◆植物:ボタンヅル・ヌルデの結実、スギ・ヒノキの球果、フデリンドウの越冬芽
◆鳥類:カケス・ジョウビタキの地鳴き、ツツドリの解体痕、アオバトの羽根
◆哺乳類:ニホンジカの糞・角とぎ・樹皮はぎ、ムササビの食べあと(スギ球果)
ニホンリスの食べあと(オニグルミ)、タヌキのため糞
◆その他:谷道で斜面を横切る歩道の地面に穴があいている箇所があり、落ち葉で隠れているので注意が必要。
インタープリターの発見
冬になると見かける事が多くなる痕跡があります。
それは、「解体痕」
食べ物が少なくなるこの季節に、鳥が他の動物の餌になる事があります。
その餌になった、鳥の羽根がたくさん落ちている場所に遭遇することもあります。
今回も、その痕跡を発見しました。
痕跡の様子
採集した羽根
このように、たくさんの羽根が散らばっています。
食べられた鳥の痕跡も、森に消える前に、私たちが採集し記録する事で、そこに住んでいた情報になります。
食べられた命が無駄にならないように。
(インタプリター/いわしぃ)