明るい日差しに、時折吹き渡る風、
外で過ごすのがとても気持ちのいい季節ですね。
そんな初夏、自然のみどころはたくさんありますが、
今回は、芽吹いたばかりのみずみずしい葉っぱに集まる「葉巻き虫」たちのお話。
葉っぱを使って子育てのための巻き物をつくり、その中に卵を産みつける虫たちが
今、さかんに活動しています。
<イタヤハマキチョッキリ>
イロハモミジの木の枝先が垂れ下がっています。
よーく見ると、
どのくらいの時間がかかるんだろうと思って
たまに様子を覗いていました。
なんと、朝から夕方までずっと巻き続けています。
そして、まだ完成ではない様子・・・
数日後見にいくと、
さすがにもう虫はいません。
これで完成のようですね。
少なくとも10枚は葉っぱを使っているでしょう。
お疲れさまでした・・・
<ルイスアシナガオトシブミ>
こちらは前脚の力こぶみたいな部分が特徴の
「ルイスアシナガオトシブミ」
ケヤキの葉っぱを丁寧に巻いていきます。
こうした「葉巻き虫」たちの作業は
木の上の高いところで行われていることが多いので、
巻いているのを見たことがある方はあまりいないと思います。
ちょうど観察しやすい低い木で
葉を巻いているのを発見したら、チャンス!
そっと観察してみてください。
(インタープリター/よってぃ)