バーベキューやキャンプの季節が目の前までやってきていますね。
動物たちとの付き合い方について
泊まりならではの体験と言えば、夜に活動する動物との出会い!
夜道を歩くタヌキ、滑空するムササビ、草を食べるニホンジカ・・・。
野生動物との出会いを期待し、宿泊される方も多いかと思います。
しかし、忘れないでほしいのは、
このキャンプ場全体が様々な動物の生息地であるという事。
いわば私たちが、動物のすみかにお邪魔している形になります。
そんな動物たちと適切な距離を保って、楽しいキャンプをするために、
気を付けて欲しい事があります。
◆食べ物は必ず鍵付きクーラーボックスへ◆
食材や残り物をそのままにしておくと、匂いがただよい、
動物たちがテントやログケビンに集まってしまうことがあります。
蓋をしてテントの奥に隠しても、嗅覚が鋭い動物には見つかり、
持っていかれるかもしれません。
食材、食べ残しは鍵付きのクーラーボックスへ。
また、できるだけ食べ残しが出ないよう、
メニューと食材を考えるのも良い方法でしょう。
◆ 動物に食べ物をあげない!◆
人から食べ物をもらうこを覚えると、
次々と他の宿泊者の食べ物も狙われます。
さらに、動物自身は自分で食べ物を探す能力を失い、
「win-win」ならぬ「lose-lose」な関係になります。悲しいです。
前述の鍵付きクーラーボックスの利用なども含めて、
動物に食べ物をあげないように気を付けましょう。
◆クマ鈴を活用しよう◆
奥多摩には、ツキノワグマが生息しております。
体の大きな彼らが棲んでいるということは、
奥多摩が自然豊かな土地である証拠。
とても誇らしい事ですが、クマとの接触は全力で避けましょう。
宿泊のチェックイン時、クマ鈴を貸し出しています。
奥多摩にいるツキノワグマは臆病な性格なので、
クマ鈴が鳴ると、「人間がいる!」と怖がって逃げていきます。
ネイチャートレイルなど、森の中を歩く時は、
クマ鈴など音がするものを持ち歩くようにお願いいたします。
/クマだって人と会いたくないんだよ\
人と動物が「ちょうどよい距離」を保てるように、
皆さまのご協力をお願いいたします。
(山のふるさと村ビジターセンター)