2023年6月23日金曜日

宿泊・バーベキューの方に役立つお話?

バーベキューやキャンプの季節が目の前までやってきていますね。

動物たちとの付き合い方について

ぜひ知っておいていただきたいことがあります。


泊まりならではの体験と言えば、夜に活動する動物との出会い!

夜道を歩くタヌキ、滑空するムササビ、草を食べるニホンジカ・・・。

野生動物との出会いを期待し、宿泊される方も多いかと思います。


しかし、忘れないでほしいのは、

このキャンプ場全体が様々な動物の生息地であるという事。

いわば私たちが、動物のすみかにお邪魔している形になります。

そんな動物たちと適切な距離を保って、楽しいキャンプをするために、

気を付けて欲しい事があります。


◆食べ物は必ず鍵付きクーラーボックスへ◆

食材や残り物をそのままにしておくと、匂いがただよい、

動物たちがテントやログケビンに集まってしまうことがあります。

蓋をしてテントの奥に隠しても、嗅覚が鋭い動物には見つかり、

持っていかれるかもしれません。

食材、食べ残しは鍵付きのクーラーボックスへ。

また、できるだけ食べ残しが出ないよう、

メニューと食材を考えるのも良い方法でしょう。


◆ 動物に食べ物をあげない!◆

人から食べ物をもらうこを覚えると、

次々と他の宿泊者の食べ物も狙われます。

さらに、動物自身は自分で食べ物を探す能力を失い、

「win-win」ならぬ「lose-lose」な関係になります。悲しいです。

前述の鍵付きクーラーボックスの利用なども含めて、

動物に食べ物をあげないように気を付けましょう。


◆クマ鈴を活用しよう◆

奥多摩には、ツキノワグマが生息しております。

体の大きな彼らが棲んでいるということは、

奥多摩が自然豊かな土地である証拠。

とても誇らしい事ですが、クマとの接触は全力で避けましょう。

宿泊のチェックイン時、クマ鈴を貸し出しています。

奥多摩にいるツキノワグマは臆病な性格なので、

クマ鈴が鳴ると、「人間がいる!」と怖がって逃げていきます。

ネイチャートレイルなど、森の中を歩く時は、

クマ鈴など音がするものを持ち歩くようにお願いいたします。

       /クマだって人と会いたくないんだよ\


人と動物が「ちょうどよい距離」を保てるように、

皆さまのご協力をお願いいたします。


(山のふるさと村ビジターセンター)