【ネイチャートレイル1】8月の自然情報

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ビジターセンターのスタッフ（インタープリター）は
散策路の安全や動植物の様子、季節の変化を確かめるため、
毎月、各トレイルを歩いて調査しています。
このブログでは、調査結果の一部を紹介します。
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少し雲がかかっていて、林内はそれほど暑くない日。

ツクツクボウシとミンミンゼミの声が響き渡って、にぎやか。

キノコがいっぱい生えていたのが、印象的でした。 

黄色キノコ

赤キノコ

白キノコ

橙キノコ

　自然情報（抜粋）　

◆木本類：コナラ・ミズナラ・ヤマナシ・ハクウンボクの結実

◆草本類：ヌスビトハギ・イヌコウジュ・クサコアカソの開花

　　　　　ムラサキシキブの蕾

◆鳥　類：アカゲラ・ヒヨドリ・カケス地鳴き

◆哺乳類：ニホンジカの食痕（コアジサイやモミノキの幼木）ニ

◆その他：クロヤマアリ・ムネアカオオアリ、ウスバカゲロウのアリジゴク

　　　　　ジョロウグモ

 

　インタープリターの小話　

「穴だらけのアカマツ」

森の中には、年を取ったり、病気になったりして枯れた木があります。

そういった木は、虫に食われたり、コケがはえたりして、

少しずつ崩れて、土に還っていきます。

カミキリムシの幼虫などが木の中に棲みつくと、

その幼虫を狙ってタヌキ・アナグマ・クマなど

様々な生きものがやってきます。

こちらの写真をよく見ると、

穴がたくさん開いているのがわかるでしょうか？
これはキツツキが虫を探した痕跡です。

キツツキのレストランだったのです。

さて、キツツキの痕跡だ。面白いな。と

観察するのは楽しいのですが、

気を付けてもらいたいこともあります。

もし森で、こういった穴だらけの木を見つけたら、

その木は「枯れた木」の可能性が高いです。

木の状態によっては、風などで木が倒れるということもあります。

特に木の皮がぼろぼろとはがれていたり、

折れた枝が周りに落ちていたりしたら、気を付けてください。

安全の為、その場に長く留まらず、早めに通過しましょう。

(インタープリター/とむさん)