2012年1月14日土曜日

冬の自然体験プログラム

年が明け、ますます気温が低くくなってましたね。
こたつに入って、お茶をすすり、本を読む・・・
なぁんて過ごし方が嬉しい時期でもありますね。

山ふるでも、秋に比べて来訪者が少なくなり、外を歩く人の姿も減りました。
確かに気温は低く、緑や昆虫のも少なくなったので、楽しむ要素も少なく感じてしまうかもしれません。
でも、ちょっと待った~!!
自然を楽しむおもしろさは、他の季節と比べて減っている訳ではないのですよ。

山ふるでは、そんな隠れたおもしろさに気がつくことのできる
こんなプログラムを紹介します。


『よ~くみる』

ねらい:1つの自然物をしっかり「観る」ことを通して、新たな発見ができるようになる。
    「見る」だけでは気がつかないことに気がつくことができる。

季節:通年
 ※実施できるプログラムですが、緑や昆虫の少ない冬に行うと  
  自然物の多さに気づきやすくなります。

対象:5歳以上~
 ※但し、年齢によってプログラムの進め方は変わってきます。
 ※視力の弱い方には、耳や手などを使って自然の特徴を捉える

  方法になります。

場所:少しでも自然物があれば実施可能です。

使うもの:自分の目・ルーペ・(紙とえんぴつ)


みなさんは、
今朝、家族が着て行った洋服(上着)の細かい模様を
思い出せますか?
大正解の方もいるかもしれません。
あらら・・・まだ悩んでいる方もいますか?
きっと、多くの方が、きちんと思い出せないのではないでしょうか?

でも、落ち込むことは全くありません。
それは記憶力が悪いのではなく、「見て」はいるけど「観て」はいないだけなんです!
どんなに見慣れたものでも、必ず新しい発見があるものです。

例えば、手始めに、家族の顔をよ~く観てみてください!
くまなく、くまなく、よ~く観てください。
(「あっシワがある!」なぁんて不用意言わないようにご注意ください♪)
どうですか?新しい発見があったんではないでしょうか?
私もスタッフの顔を見てみたら、耳の付け根が変わっていることに気がつきました。

今度は、これを自然物を相手にやってみます。
身近なものを1つ選び、それをよ~く観察してください。
必要であれば、ルーペを使ってすみずみまで・・・











発見することができたら、他の人とどんな発見があったか
発表しあうのもおすすめです。
(発見は紙に記録しておくと忘れませんね。)
2人でやれば発見が2倍、5人でやれば発見も5倍になりますよ!

自然への知識を本で覚えていくのは大変ですが、
じっくり観るだけなら誰にでもできます。
誰にでもできるのに、いろんなことを沢山知ることができるのです。


このプログラムはおうちでもできるので、どんどんやっていただきたいです!
私たちインタープリターが行う場合は、山ふるの特徴を活かし、
上記のプログラムでも45分~60分楽しめるように工夫しています。
そちらを受けてみたい!という方は、是非、山のふるさと村にお越しください。
団体でのご利用も大歓迎です。

 (ゆうき☆)