秩父多摩甲斐国立公園にある自然公園施設、東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村ビジターセンターのブログです。園内や奥多摩の自然の情報、イベント情報などを紹介していきます。東京の西の端、奥多摩にある『山のふるさと村』でお待ちしています。
2012年6月1日金曜日
お池のお家に共同生活
山ふるのレストラン前にある、小さな池。
とても小さな池だけれど、ここはある家族のお家なんです。
さて、誰が住んでいるお家でしょう?
驚かせないように、そうっと近づいてみると・・・。
いました、ヤマアカガエルの子供たちです。
私が近づいても逃げないで、寄り添うたくさんの兄弟たち。
例年ですと、そろそろ足が生えてくる時期なのですが、今年はどうでしょう。
子供たちを、そうっと網ですくって、観察してみると・・・。
あれれ、まだ足が生えていません。
まだまだ、大人への道のりは長いようです。
もう少しすると、この池には別の種類のカエルがやってきます。
そのカエルの名前は、モリアオガエルといいます。
モリアオガエルも、毎年この池を、お家として使っているのです。
もしかすると、子ども達の成長によっては、1つの池に
2種類のカエルの子供達が、 一緒に暮らすことになるかもしれません。
そうなった時に、親ガエルは、自分の子どもを見分ける事ができるのでしょうか。
そんなことを考えていると、足元に、もぞもぞと動く影がありました。
目を向けると、そこには大人のカエルがいました。おそらく親ガエルでしょう。
我が子の成長が心配で、見守っているのかもしれません。
みなさんも、山ふるに来た時には、レストラン前にある池を覗いてみてください。
ヤマアカガエルの子供たちは無事に成長することができたのか、
それとも、2種類のカエルの子供たちが、仲良く泳いでいるのか。
ぜひみなさんの目で確かめてください。
たけ