少し雨の多い気のするここ最近ですが、
太陽の出た日は、空の高さを実感する様な青空が見られます。
そんな秋の訪れを実感出来る山ふるで、
園内スタッフ全員がおすすめする優雅に過ごせる場所があります。
それは、ここ。
そう、お馴染みの湖畔の広場です。
しかし、よく見てみると、右手の草原がふんわりと雪の積もった様になっているのが見えませんか。
ちょっと近づいてみましょう。
辺り一面、こんな白い花が咲いています。
その名はユウガギク。
実は、ユウガは「優雅」ではなく「柚香」と書きます。
でも、白い花々が吹き抜ける風にさわさわと揺れる様は、優雅に感じます。
ちなみに、花を揉むと柚子の香りがするそうなのですが、どうなのでしょうか。
揉んでしまうのは、可哀相でなかなか試せませんね。
一面に咲く花の蜜や花粉を求めて、様々な昆虫もやってきています。
ヒョウモンチョウやハナムグリ、マルハナバチ等、
暑い夏の間は、あまり花が咲いていなかったので、虫達も嬉しそう。
皆さんもぜひ、花を間近に見られる場所にシートを広げて、ピクニックなんていかがですか。
風が吹くと肌寒く感じる事もあるので、上着やひざ掛けをお持ちになって楽しんで下さいね。
(さかでぃ)
ユウガギク(柚香菊) Kalimeris pinnatifida
キク科ヨメナ属の多年草
近畿以北の本州に分布し、山地の草地や道端に生える。
花期は7月から10月。
同属のカントウヨメナとよく似ている。