2013年1月10日木曜日

きになるクルミ

キコキコキコキコ・・・


先日、園内を歩いていたら、
湖畔広場の木の上から
何かを削るような音が聞こえてきました。

しばらく耳を澄ませていると、


キコキコキコキコ・・・


その音は5分くらい続いて、
突然ぱたりと止みました。

音の聞こえてきた辺りをじっと見ていると、
木を登って行く灰褐色の影。

そう、リスでした。

おそらくあの音はリスがクルミを齧っていた音。
歯で継ぎ目を一生懸命削って中身を食べたのでしょう。


そう思って足元を見ると、
割れたクルミがたくさん落ちています。
時には、穴の開いたネズミの食痕も。

その中を良く探すと、まだ、形を留めたクルミも落ちています。
まだ、見付からず食べられていないのかな。

そう思って持ち上げると。
何だか、ちょっと軽い気がします。
他にも幾つか見付けたので、
気になってビジターセンターに持ち帰ってみました。

戻ってから、割って中身を見てみると・・・

何と、中身がありません。
どこにも穴はなくて、食べられた形跡はないのに。

黒くなった皮の様なものがあるので、
虫に食べられたのか、腐ってなくなってしまったのか・・・。

リスやネズミたちは、
中身がないのを知っていて割らずに残してあるのでしょうか。
それとも、中身がないクルミはたくさんあって、
そういうのも割ってみているのか。

そして、最初に出会ったリスは、
中身入りのクルミを食べる事が出来たのか、外れだったのか。

うーん、気になる。

中身の入っているクルミを見付けた人は、ぜひ教えて下さい。


(さかでぃ)