2015年5月15日金曜日

「名も知らぬ・・・長い名前」


変なタイトルですね。
私もそう思います。
でも、このタイトルをつけたのには、こんな訳があります。

 
私たちインタープリターは、
みなさんに旬な自然の情報をお届けするために、
日々園内やその周辺、出かけた先々で自然の様子を調査しています。
トレイルを歩いたり、同じ場所をくまなく見たり、
時には室内で出会う生きものを調べたり・・・。

その調査の中で、私が一番難しいと感じるのが虫です。
だって・・・虫は種類が多すぎるから~~~~~!

よく、名前のわからない虫に出会います。
わからないから、図鑑で調べたり、詳しい人に聞いたりします。
この前も、名前のわからない虫に出会い、
調べたら、
 
 「イタヤハマキチョッキリ」

「ウロコアシナガグモ」

「ルイスアシナガオトシブミ」



ルイスアシナガオトシブミが
産卵し、揺籃を作っているシーン

※オトシブミについては、5月7日のブログで
  紹介しています。







なっ長い!!
みなさんは、噛まずには読めますか?

長い名前が気になって、虫図鑑を見ていると、
他にはこんな名前もありました。

 「ヨツボシテントウダマシ」

 「ハヤシノウマオイ」

 「トゲアシクビボソハムシ」

 「ヘリグロテントウノミハムシ」

 
ん~~~長い!!
なんで~こんなに、長いのか~
と、孫にささげたあの有名な演歌に合わせて歌ってしまいます。

さぁ、これで、私がタイトルにつけた理由わかりましたか?


虫は全部が長い名前な訳ではありません。
たまたま私が調べた名前が長かっただけで、短い名前もあります。
長い名前は読みにくいのですが、実は、特徴を表していることが多いのです。

 
例えば、イタヤハマキチョッキリ!
これは、チョッキリという虫の仲間で、イタヤカエデの葉に卵を産み、
葉巻状にまいて卵を守る習性から名づけられました。

そう思うと、長いけど、知らなくてもその虫のことをわかりすいですね。

 
さぁ、先に挙げたイタヤハマキチョッキリ、ウロコアシナガグモ、ルイスアシナガオトシブミ、
それにハムシやテントウムシやチョウの仲間などですが・・・
実は、今、新緑の森で出会うことができます!(みなさんラッキー♪)
図鑑片手に、知らない虫調べ、みなさんもやってみませんか?
 
 

 
 
イタヤカエデ
 
→今日は、残念ながら、
 イタヤハマキチョッキリを
 見つけられませんでした。
 なので、葉の写真だけ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
インタープリター
ゆうき☆(小川結希)