2015年6月2日火曜日

「新緑の森でバードウォッチングツアー」のご報告


5月20〜21日に、
檜原都民の森と山のふるさと村の合同イベント
「新緑の森でバードウォッチングツアー」が開催されました!

今回は
山のふるさと村での活動の様子をご報告します。

当日は好天に恵まれ、
昨晩に降った雨でしっとりとした空気とあいまって、
気持ちよくバードウォッチングを楽しむことができました。

20日は檜原都民の森で都民の森スタッフによる野鳥観察。
翌21日の山のふるさと村では、
ビジターセンターのインタープリターぱちくりがみなさんをご案内しました。

この季節はオオルリやキビタキなど、
バードウォッチャー憧れの夏鳥を観察することができます。
しかし、もりもり茂る葉の間から、小鳥を見つけるのは至難の技。
「声は聞こえど、姿は見えず…」とよく言われ、
野鳥観察のベテランでも手を焼くほどです。

そのため鳥の鳴き声をしっかり聞き、
野鳥の姿を見つけられなくても野鳥観察を楽しむ方法を中心にお伝えしました。

例えば、
鳥の声を集中して聞くために目をつむり周りの音に耳をすましたり、
手をパラボナアンテナのようにして耳にそえることで、
遠くの音を大きく聞くコツを実践しました。
 
「意識をするだけで、こんなに違うんですね。」
「本当に大きく聞こえる!知らなかったです。」

と驚かれる感想がありました。
その後はそっと耳に手をそえて、野鳥の声に耳を傾けている姿が。
「本当に変わるの?」と思った方は、ぜひお試しくださいね。

他にも、
鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換えた「聞きなし」を取り上げ、
鳴き声を楽しく覚えるコツも紹介しました。

このように野鳥の鳴き声に注目をすることで、
「今まで聞いていた音と違うように聞こえた」など、
参加された方にとって新しい発見があったようです。
そして今回イチバンの盛り上がりは、
コサメビタキという鳥が観察できたこと。

見た目はちょびっと地味ですが、
クリクリのぱっちり目がとっても可愛らしかったです。

「かわいいー!!」とみなさんメロメロでした。
運良く望遠鏡でじっくりと観察することができ、
みなさん何度も望遠鏡を覗いていました。

バードウォッチングを初めて体験した方もいましたが、
野鳥観察の楽しさを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
ぜひお家の周りでも、野鳥の声などに耳を傾けてみてくださいね。

また今後も山のふるさと村ではたくさんのイベントを開催します!
奥多摩の自然や食文化などを満喫できるものが盛りだくさん。
みなさまのご参加をお待ちしております。
詳しくは山のふるさと村主催イベント一覧をご覧ください。

インタープリター
ぱちくり(佐藤裕樹)