【カッコウのツバ】
山のふるさと村はすっかり深い緑に
覆われています。気温は都内より
低いですが、着々と夏に向けて生きもの達
が動き出している様子をみることができます。
今日も来園者調査で園内を歩いていると、
草の根本や脇に白い物体が……。それも、
2つ3つどころではなく、至るところに
あるのです!
なんにでもアラレちゃんのように
突っつく癖のある私は、例外に漏れず
この白い物体をつついてみました。
結構、弾力があって気持ちいい♪
しばらくつんつんしていると、
今度は白い物体のなかから、
白と黒の模様の虫がでてきました。
どうやら、この虫が白い物体を
作った本人だったようです。
なんだか悪いことしちゃったな…。
調べてみると正体は「アワフキムシ」。
泡は外敵から身を守ることや、
気温を一定に保って温度調節ができる
シェルターのようです。常に泡風呂に
入っている感覚なのでしょうか。
ちなみに、私、初めてみたときは
ツバだと思っていました。そして、
英語名も「cuckoo-spit」。カッコウ
のツバという意味です。
アワフキムシが出る時期は海外でも
カッコウがいるのでしょうか。どちらにしても
人が考えることは人種や場所が違っても
案外いっしょなところがあるのですね。。
(ミギー)