東京都の水源・奥多摩湖の畔に作られた山のふるさと村は、普段都会に暮らす人々が自然とふれあう事を目的とした公園です。
園内では30種類を超える哺乳類が確認されており、その一員であるツキノワグマは豊かな自然を示す代表的な動物種です。
ツキノワグマは秋になると、冬眠に備えて活発な食べ物探しを行います。
この山のふるさと村園内でも、今年は11月に入ってから3件の目撃がありました(いずれも早朝・夜間)。
そのため、ツキノワグマとの遭遇を避けるべく、園では下記の対策を行ってきました。
・カキノキの実の撤去
・テントサイトの宿泊停止、ケビンサイト宿泊者への注意喚起
・ビジターセンターとキャンプ場サービスセンターにて利用者へクマ鈴の貸し出し
・外部関係者の協力によるセンサーカメラでの情報収集
・地元猟友会による箱罠の設置、見回りほか
引き続き、クマの活動が確認される間は対策を継続する予定です。
本来臆病なクマも、人間とは会いたくないと思っている事でしょう。
クマと人間との適切な関係を保ち続けるため、
ご来園の皆さまにも、引き続きご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
(山のふるさと村)