2022年1月27日木曜日

【杣の小道】1月の自然情報

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ビジターセンターのスタッフ(インタープリター)は
散策路の安全や動植物の様子、季節の変化を確かめるため、
毎月、各トレイルを歩いて調査しています。
このブログでは、調査結果の一部を紹介します。

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最初はお日様がさして、それなりに暖かかったですが、
調査の途中で曇ってきて、後半は少し寒さを感じる杣の小道調査でした。
尾根から北側の斜面を見下ろしたところ

冬芽が少し膨らんできたかな?

自然情報(抜粋)
◆植物:ヒノキ・スギの折れ枝がたくさんおちている
    アカマツ・スギ・ヒノキの実がたくさん落ちている
◆鳥類:見たもの=エナガ・シジュウカラ・キバシリ・ヤマガラ・カケス
    聞いたもの=イカルのさえずり
◆哺乳類:ニホンジカの糞・足跡、角研ぎ跡、落下したニホンリス巣
◆その他:山の北側は霜柱がたくさんある
ニホンジカの角研ぎ跡


インタープリターの独り言
まだ春には遠いですが、
イカルが「キーコキー」とさえずっていました。
お日様の暖かさにつられて、もう繁殖期にむけて鳴き出したのでしょうか?
それとも、なわばりの主張でしょうか?
鳥の中には、冬も元気にさえずっている者もいるので、
もしかしたら後者かもしれませんが、
「あ、春が近づいてきたのかな?」と期待してしまいます。

枝に隠れたつもりのイカル

(インタープリター/とむさん)