6月ももう中旬、梅雨が明ければもう夏休み。
キャンプの季節が目の前までやってきていますね。
泊まりならではの体験と言えば、夜に活動する動物との出会い!
夜道を歩くタヌキ、滑空するムササビ、草を食べるニホンジカ・・・。
野生動物との出会いを期待し、宿泊される方も多いかと思います。
しかし、忘れないでほしいのは、
このキャンプ場全体が様々な動物の生息地であるという事。
いわば私たちが、動物のすみかにお邪魔している形になります。
そんな動物たちと適切な距離を保って、楽しいキャンプをするために、
気を付けて欲しい事があります。
◆においのある食べ物は必ずクーラーボックスへ◆
残り物をそのままにしておくと、匂いがただよい、
動物たちがテントやログケビンに集まってしまうことがあります。
蓋をしてテントの奥に隠しても、嗅覚が鋭い動物には見つかります。
完食がもちろん一番ですが、できるだけ食べ残しが出ないよう、
メニューと食材を考えましょう。
◆ 動物に食べ物をあげない!◆
食べ物がある事を覚えてしまうと、次々と他の宿泊者の食べ物が狙われます。
さらに動物自身も、自分で食べ物を探す能力を失ってしまいます。
加えて、テントの前室や外に食べ物を置くことは、
動物に食べ物をあげたことと同じになってしまいますので、気を付けましょう。
◆クマ鈴を活用しよう◆
宿泊のチェックイン時、クマ鈴を貸し出しています。
奥多摩にいるツキノワグマは臆病な性格なので、
クマ鈴が鳴ると、「人間がいる!」と怖がって逃げていきます。
ネイチャートレイルなど、森の中を歩く時は
必ずクマ鈴を持ち歩くようにお願いいたします。
/クマだって人と会いたくないんだよ\
人と動物が「ちょうどよい距離」を保てるように、
皆さまのご協力をお願いいたします。
(山のふるさと村ビジターセンター)