2022年6月21日火曜日

動物たちとの付き合い方


6月ももう中旬、梅雨が明ければもう夏休み。

キャンプの季節が目の前までやってきていますね。



泊まりならではの体験と言えば、夜に活動する動物との出会い!

夜道を歩くタヌキ、滑空するムササビ、草を食べるニホンジカ・・・。

野生動物との出会いを期待し、宿泊される方も多いかと思います。


しかし、忘れないでほしいのは、

このキャンプ場全体が様々な動物の生息地であるという事。

いわば私たちが、動物のすみかにお邪魔している形になります。

そんな動物たちと適切な距離を保って、楽しいキャンプをするために、

気を付けて欲しい事があります。


◆においのある食べ物は必ずクーラーボックスへ◆

残り物をそのままにしておくと、匂いがただよい、

動物たちがテントやログケビンに集まってしまうことがあります。

蓋をしてテントの奥に隠しても、嗅覚が鋭い動物には見つかります。

完食がもちろん一番ですが、できるだけ食べ残しが出ないよう、

メニューと食材を考えましょう。


◆ 動物に食べ物をあげない!◆

食べ物がある事を覚えてしまうと、次々と他の宿泊者の食べ物が狙われます。

さらに動物自身も、自分で食べ物を探す能力を失ってしまいます。

加えて、テントの前室や外に食べ物を置くことは、

動物に食べ物をあげたことと同じになってしまいますので、気を付けましょう。


◆クマ鈴を活用しよう◆

宿泊のチェックイン時、クマ鈴を貸し出しています。

奥多摩にいるツキノワグマは臆病な性格なので、

クマ鈴が鳴ると、「人間がいる!」と怖がって逃げていきます。

ネイチャートレイルなど、森の中を歩く時は

必ずクマ鈴を持ち歩くようにお願いいたします。

 /クマだって人と会いたくないんだよ\


人と動物が「ちょうどよい距離」を保てるように、

皆さまのご協力をお願いいたします。


(山のふるさと村ビジターセンター)