2014年11月7日金曜日

愛でられる そのそばで・・・

 
 

 
そうなんです!今、奥多摩は紅葉がきれいなんです!
赤に黄色に、きれいに染まった木々がとても目立ち、
写真を撮ったり、そばでご飯食べたりと、たくさんの方に愛でられています。


でも、今日の私は、きれいに紅葉していない木や葉に注目して歩いてみました。
愛でられている木のそのそばには、何があるか・・・





 
 
 
最初に目に飛び込んできたのは、この木。
上には真っ赤なモミジがあります。
 
葉っぱがまばらで、茶ばんでいて、お世辞にもきれいとは言えません・・・。

でも、よ~く見てびっくり!!
 
 
 
 
 


茶色い方の葉っぱ、よく見てください! 
これ、実は、浮いているんです・・・。
 
ひっそりと、超魔術です。 
 
 
 
 
 
 
 
 





しばらく行くと、黄色に染まった木の下に、
茶色いぐしゃぐしゃのはっぱの塊がありました。

ちょっと汚い感じがしたけど、そっと開けて見ると・・・
 
 
 
 
 
 
 
  
 あらあら、
ちっちゃなカタツムリ(人差し指の先)と、
ハサミムシ(人差し指の2cmほど先の葉の中)が、のほほ~んとしていました。
 
「汚いなんて言ってごめんなさい!」
と、平謝りして、そっと元に戻しました。






カキとモミジがきれいな道を歩いていると、
下から声が・・・

「きれいな緑じゃないけど・・・汚れてるみたいだけど・・・見て欲しいんだぁ!!」

よく見たら、この植物の中で怒っているのはこの葉以外にも何枚かありましたよ♪
(怒っているのを楽しんだらかわいそうですね)





ここは、奥側に黄色い木々が多く、
湖畔広場からきれいに見えるエリアです。

その手間の緑の木。
これは一年中緑だから、紅葉する木たちのような注目を浴びることはありません。

だから、私はこう声を掛けました。
「君がいるから、奥の黄色が映えるんだよ。」 と・・・







こうやって、歩くと、紅葉して愛でられている木々のそばには、
ユニークだったり、がんばっていたり、他の生きものが暮らしていたりと、
個性的なものが多くありました。
 
もちろん、紅葉も楽しんでいただきたいのですが、
その「そば」にも注目してみてくださいね。
 
 
ちなみに、最初の写真のきれいに紅葉した木ですが、
木の中に入ると、こんな色になっています。



外から楽しむだけではもったいないですね。
 
 
 
  インタープリター
  ゆうき☆