2018年8月18日土曜日

キャンプの極意 ~野生動物との付き合い方~

キャンプの季節です ^o^!
連日たくさんの宿泊者で山のふるさと村キャンプ場は賑わっています。

そして、泊まりならではの体験と言えば、夜に活動する動物との出会い!
夜道を歩くタヌキ、滑空するムササビ、草を食べるニホンジカ・・・。
野生動物たちとの遭遇はとても刺激的ですし、大切な思い出にもなるでしょう。

しかし近年、野生動物とのトラブルが増えてきたように思います。
本来は人間に近付かない野生動物が惹かれるのは、食べ物。
この夏には、食べ物を目当てに動物がテント内にまで侵入したケースもありました。

そこで、食べ物について私たちに今すぐ出来る事として、
以下の事柄を実践してみるのはいかがでしょうか?


◆ 動物に食べ物をあげない!◆
食べ物がある事を覚えてしまうと、次々と他の宿泊者の食べ物が狙われます。
さらに動物自身も、自分で食べ物を探す能力を失ってしまいます。
加えて、テントの前室や外に食べ物を置くことは、
動物に食べ物をあげたことと同じになってしまいますので気を付けましょう。


◆ 食べ物は残さず完食!◆
残り物から匂いがただよい、動物たちがテントに集まってしまうことがあります。
蓋をしてテントの奥に隠しても、嗅覚が鋭い動物には見つかります。
暑い時期はテントを網戸(メッシュ)にして寝ることが多くなりますが、
網戸(メッシュ)はツメやキバで破られてしまいます。
食べ残しが出ないよう、メニューと食材を考えましょう。


この先も、私達人間と野生動物がちょうどいい距離を保ちながら共に生きていくために、
この夏、野生動物との付き合い方について少し考えてみませんか。



 
ニホンカモシカ 湖畔の小道にて
(来園者より写真提供)



(インタープリター一同)