2018年2月10日土曜日

山ふる冬まつりのご報告

1月28日と2月4日の2日間、
山のふるさと村では山のふるさと村冬まつりを実施しましたので、
今回はその様子をご報告します。

ビジターセンターでは、今年もいくつかの取り組みを行いました。
まずは、今年で三年目。冬まつりの目玉としてなりつつある「節分オニ退治」

普通の節分のオニ退治では、大豆を使いますが、
山ふるでは、山の力がたっぷりこもった森の木の実や種を使います。
去年参加して面白かったからと今年も来てくださったリピーターもいらっしゃいました。

まずは、豆まきの由来やルールをみんなで確認。
わさぴーが手伝ってくれました。
 
そうこうしているうちに、いつの間にか赤オニが立っていて…

青オニもやってきて大騒ぎ。種を使って「オニは外!」
 
みんなの活躍でオニは山へ帰っていきました。
オニたちは「また来年来るからな」と言ったとか言わなかったとか。
とにもかくにも山ふるに平和が訪れました。
豆部隊のみんなありがとう。
またオニが来たときはよろしくお願いします。
 
 
他にも外遊びシリーズで「すごい輪投げ」「落ち葉プール」
 
雪がたくさん降ったので、急遽輪投げの棒を雪山に立てた所、
みんな輪投げよりも雪遊びに夢中になってしまいました。
でも、雪山に登ったり、段ボールでそり滑りをしたりと、
それぞれ遊び方を考えて楽しんでくれたので良かったです。

落ち葉プールは小さい子供達に人気。
カシャカシャ音が鳴るし、冷たくないからいいのかな?
1時間くらいずーっと遊んでいる子もいました。
 
外遊びで冷えたら、ビジターセンターに入って「ミニトークCafé」
冬まつりの特別版なので、奥多摩の美味しい水で淹れたコーヒーや紅茶、
地元の酒蔵「澤乃井」の酒粕で作った甘酒などを飲みながら、
薪ストーブ前でインタープリターたちのお話を聞いてもらいました。
また、戌年に合わせてテーマは「イヌ」
イヌの仲間や名前に「イヌ」と入る星座や植物についてお話をしました。

「奥多摩で見られるイヌといえば?」
(今は狩猟期間なので、猟犬に出会う事があります。)
 
「キツネとタヌキの違いは分かりますか?」

ミニトークCaféのコーナーは、ミニトーク以外の時間は、
「あったか森の香り休憩所」として開放。
スギ、ヒノキ、アスナロの葉っぱを煮て、香りを抽出し、
館内が爽やかな空気で包まれました。


また、特別企画として、自然と人をつなぐ写真家渡邉智之さんの
「ホンドギツネって知ってる?~散歩道に潜む野生~」
の巡回展とギャラリートークを開催しました。
 
渡邉さんが山梨県甲府市で撮影した写真から、
厳選した26点を展示。
 
2月4日のギャラリートーク参加者は30名を超え、大盛況でした。

「ホンドギツネって知ってる?」
 
人が気付かないだけで、キツネが人のすぐそばで活動しているという
人間とキツネの関わりを教えてくださった他、
仔ギツネたちがお母さんからおもちゃをもらったり、兄弟げんかをしたり、
遊びに夢中になってハチに刺されてしまったりという面白エピソードなどをお話しくださいました。
今はキツネたちの恋の季節なので、
「コンコン」というオスの鳴き声が聞こえるかもしれないそうです。
山ふるはもちろんのこと、家の周りにもいるかもしれないらしいので、
夜外に出る時は音に注意して探してみようと思います。
 
 
他にも、「餅つき」「焼き芋」「だんご汁」などの暖かい食べものや
「炭と木酢液の配布」といったお得なプレゼントも。

 
 
 

「おいしくなーれおいしくなーれ」

直前の雪で2月3日の宿泊がキャンセルとなってしまい、
人が来なかったらどうしよう…と不安にかられていたのですが、
地元奥多摩や青梅の方がたくさん訪れてくださり、
私たちもほっと一安心でした。
でも、宿泊を楽しみにしていた方は本当にごめんなさい。
ぜひ、来年の冬まつりにお越しいただけたらと思います。
もちろん、冬の間も道路が閉鎖されない限りは、無休で営業しているので、
この冬に来ていただけたらとっても嬉しいです!

次の大きなイベントは春まつりですね。
今年は4月14、15日を予定しています。
詳細はまた近くなりましたらブログなどでお知らせします。


(インタープリターさかでぃ)