2021年2月24日水曜日

2/24(水)【麦山の浮橋】通行止め解除のお知らせ

 強風の為、通行止めとなっておりました麦山の浮橋ですが、

2月24日(水)10時20分より、
通行止め解除となりました。

※麦山の浮橋は強風等の天候の影響で通行止めになる場合があります。
 お越しの際は、最新の情報をご確認下さい。

最新の情報に関しては、山のふるさと村のホームページをご覧になるか
管理をしております東京都水道局までお問合せください。


【麦山の浮橋に関する問い合わせ先】
東京都水道局 小河内貯水池管理事務所
TEL:0428-86-2211


なお、山のふるさと村は、
緊急事態宣言の発令を受け、現在休園となっております。
東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村: 山のふるさと村 臨時休園延長のお知らせ(2/3) (yamafuru.blogspot.com)

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


(山のふるさと村)

2021年2月23日火曜日

2/23(火)【麦山の浮橋】通行止めのお知らせ

本日、2月23日(火) 12:00より、

強風の為、【麦山の浮橋】が通行止めとなります。

通行止め期間:2月23日(火)12:00~

通行止め解除に関しては、

管理をしております東京都水道局より連絡があり次第、

ホームページ等でお知らせいたします。

ご利用予定の方はお気を付け下さい。


 【麦山の浮橋に関するお問い合わせ】

  東京都水道局

  小河内貯水里管理事務所

  電話:0428-86-2211


(山のふるさと村)

2021年2月22日月曜日

山ふる四季だより【夏】

 

めぐる季節を楽しもう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花や紅葉、雪、雲の形、生きものたちの姿の変化…。
自然現象や生きものから、私たちは四季の移ろいを感じ取ることが出来ます。

山のふるさと村で起きる季節の事柄を近年撮影された写真や動画で紹介する
「山ふる四季だよりシリーズ(全4回)」

外出しづらい日々が続く中、少しでも季節を感じられたら幸いです。
そして遊びに来ていただけた時の、
散策の楽しみの一つにしてもらえたらと思います。

第3回目の今回は、1年の中でちょうど反対側の季節、【夏】 です。

※なお、四季は以下のように分類しています。
【冬】 1月~3月
【春】 4月~6月
【夏】 7月~9月
【秋】 10月~12月

それではお楽しみください。




 月 





【水に満ちた奥多摩湖畔】
梅雨を経てサイグチ沢が増水すると、沢の水が流れ込む奥多摩湖の水位が
6月から7月にかけてぐんぐん高くなっていきます。沢だけでなく、
山全体に染み込んだ水があらゆる場所からこんこんと湧いてきます。
湖際に芽を出していた植物は水中で水草のように流れに揺られ、
集落の人家を支えていた石垣は、再び湖底へと沈んでゆきます。







【水際の魚と鳥】
水位が増すと、少し成長した春生まれの稚魚が湖際で見やすくなります。
まるで水が増えるたびに新しく現れる場所を探検しているようです。
そして活動的になった魚をねらう鳥たちも、湖畔で見かけるようになります。
アオサギ(下から二番目)も、カワセミ(一番下)も、
その長いくちばしで魚を捕まえるタイミングをじっと計っています。







【ネムノキの花とカラスアゲハ】
毎年7月にピンク色の線香花火のような不思議な花を咲かせるネムノキ。
見た目通りフワフワな触り心地で、落ちているとつい拾ってしまいます。
メタリックな光沢の青い翅を持つカラスアゲハは、このネムノキの花の蜜が
好きなようで、1本の木に何匹も集まる風景が見られます。





【待ってました!セミの羽化】
個人的に夏らしさを感じる生きものの代表、セミ。
夏の山ふるには、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、
ツクツクボウシ、チッチゼミと6種類ものセミがあらわれ、大合唱します。
7月下旬に梅雨明けすると、いよいよセミの羽化シーズンがはじまります。



 月 



【雲が湧き立つ午後】
8月の昼過ぎから夕方にかけては、毎日のように大気が不安定になります。
入道雲が上空にかかったかと思うと、激しい雷雨になることもしばしば。
時には雨ではなく、あられが降ってくることも。
しかしほとんどの場合は30分程度で何事もなかったかのように終わります。




【夏は昆虫ウォッチング】
カブトムシやクワガタムシ、オニヤンマをはじめ、
美しい模様のスミナガシ(右上)や擬態上手なナナフシモドキ(右真ん中)、
水玉模様と触覚のモフモフがかわいいルリボシカミキリ(左下)など、
夏は見ごたえのある昆虫たちが勢ぞろい。
園内の生きものは持ち帰り禁止のため、ぜひ現地の生息環境を含めてじっくり
観察してみてください。




【夜行性の動物 ムササビ】
防寒具が少なくて済む夏の夜は、ナイトウォーキングにもうってつけ。
そして夜の散策中に出会うことのある野生動物の一種がムササビです。
一番活動的なのは繁殖期の冬ですが、夏は成長した子どもと親が連れ立って
食事をしていることが多く、賑やかな印象です。しかし、日中暑すぎると、
巣穴から上半身をだらんと外に出して風を浴びている時があります。
秋冬は暖かそうな毛皮も、夏は脱げなくて大変そうだなと思います。




【チッチゼミの鳴き声】
元気な鳴き声のミンミンゼミやアブラゼミに比べ、控えめな声のチッチゼミ。
名前の通り、ヂッヂッヂッヂッヂッ・・・と一定のテンポで鳴き続けます。
マツ林に生きるチッチゼミは、東京では少し珍しい種類のセミで、
山ふるでも、自然散策路のネイチャートレイルⅠや湖畔の小道といった
マツの生えている場所で鳴いています(動画は湖畔の小道)。



 月 



【雨の日はしずくウォッチング】
山ふるにお出かけの日に雨が降ったら、レインコートや雨傘、長靴で
雨の日にしか見られない景色を探しに行きましょう。
草が成長した9月には、梅雨の時期とはまた違う醍醐味があります。
しゃがんでみたり、斜面を下から覗いてみたりすると、雨のしずくが作る
幻想的なワンシーンに出会うことが出来ます。





【キノコと冬虫夏草】
雨の日は足元の観察に気が抜けません。
これから最盛期を迎えるキノコたち、その中でもとりわけ不思議なキノコが
とても小さくて、しかもあっという間に消えてしまう冬虫夏草です。
カメムシのなかまから栄養をもらって生えてくるのが
冬虫夏草の一種、カメムシタケ(下)。線香花火のような小さなキノコで、
生えてから数日で色が無くなり見つけにくくなってしまいます。






【芸術的なトゲグモの巣】
クモの巣はどれも芸術的ですが、9月に特に見かけるようになる巣は、
指先ほどしかない、小さな金平糖のような形のトゲグモが作ったもの。
森の中、光が当たってきらめいている様子は本当にきれいです。
小さなトゲグモが一生懸命手編みした巣だと思うと余計に感極まります。





【フジアザミの花】
9月に咲き始める湖畔のフジアザミ。
石がたくさんある河原や登山道脇などが好きな変わった草本です。
アザミとしては日本最大のフサフサな花にはたくさん蜜があるようで、
蜜が好きなホウジャクのなかま(左)やハナバチ(右)などが訪れます。






【国指定無形民俗文化財 小河内の鹿島踊】
毎年9月、奥多摩湖の対岸にある小河内神社に奉納される小河内の鹿島踊は、
もともとは山ふるが建っている土地から湖にかけての日指(ひさし)集落、
岫沢(くきさわ)集落、南(みなみ)集落に伝わる郷土芸能でした。
写真は山ふるで11月に上演された際、撮影したものです。
園内の旧加茂神社の神様がお引越しした先である小河内神社にて、
鹿島踊保存会の尽力によって今も奉納が続けられています。



水と生きものに満ちた7月から9月までの季節の移ろいは、
お楽しみいただけたでしょうか。
春に土の中や水の底で出番を待っていた生きものが主役になる夏本番。
命溢れる季節ですが、暑すぎても困るのは人も生きものも同じようです。

次回の 山ふる四季だより【秋】は、来週投稿予定です。

それでは皆様も、ちょうど半年後の夏を元気に楽しむことが出来るよう、
どうぞご自愛ください。


(インタープリター/すみぃ)

2021年2月18日木曜日

2/18(木)【麦山の浮橋】通行止め解除のお知らせ

強風の為、通行止めとなっておりました麦山の浮橋ですが、

2月18日(木)10時00分より、
通行止め解除となります。

※麦山の浮橋は強風等の天候の影響で通行止めになる場合があります。
 お越しの際は、最新の情報をご確認下さい。

最新の情報に関しては、山のふるさと村のホームページをご覧になるか
管理をしております東京都水道局までお問合せください。


【麦山の浮橋に関する問い合わせ先】
東京都水道局 小河内貯水池管理事務所
TEL:0428-86-2211


なお、山のふるさと村は、
緊急事態宣言の発令を受け、現在休園となっております。
東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村: 山のふるさと村 臨時休園延長のお知らせ(2/3) (yamafuru.blogspot.com)

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


(山のふるさと村)

2021年2月16日火曜日

2/16(火) 電話やFAX、メールが復旧しました。

電気設備点検の為、 
園内全域が停電しておりましたが、
先ほど点検が終了した為、

電話やFAX、メールが復旧いたしました。

みなさま、ご協力ありがとうございました。

(山のふるさと村)

2/16(火)【麦山の浮橋】通行止めのお知らせ

本日、2月16日(火) 9:00より、

強風の為、【麦山の浮橋】が通行止めとなります。

通行止め期間:2月16日(火)9:00~

通行止め解除に関しては、

管理をしております東京都水道局より連絡があり次第、

ホームページ等でお知らせいたします。

ご利用予定の方はお気を付け下さい。


 【麦山の浮橋に関するお問い合わせ】

  東京都水道局

  小河内貯水里管理事務所

  電話:0428-86-2211


(山のふるさと村)

2021年2月15日月曜日

2/16(火)【園内停電】電話やFAX、メールが不通となります。

 2/16(火)9:00から12:00にかけて、電気設備点検の為、
園内全域が停電となります。
(施設点検の終了時刻は前後する可能性があります)

その間、電話やFAX、メールが不通となります。

皆さまにはご不便をおかけしますが、
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
(山のふるさと村)

2021年2月14日日曜日

山ふる四季だより【春】

 

めぐる季節を楽しもう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花や紅葉、雪、雲の形、生きものたちの姿の変化…。
自然現象や生きものから、私たちは四季の移ろいを感じ取ることが出来ます。

山のふるさと村で起きる季節の事柄を近年撮影された写真や動画で紹介する
「山ふる四季だよりシリーズ(全4回)」

外出しづらい日々が続く中、少しでも季節を感じられたら幸いです。
そして遊びに来ていただけた時の、
散策の楽しみの一つにしてもらえたらと思います。

第2回目の今回は、少し先の季節、【春】 です。

※なお、四季は以下のように分類しています。
【冬】 1月~3月
【春】 4月~6月
【夏】 7月~9月
【秋】 10月~12月

それではお楽しみください。




 月 




【春霞と桜】
春爛漫の4月。どことなく薄霧がかかった春霞の風景や、ヤマザクラを
はじめとした桜が山のふるさと村を彩ります。
新芽が伸び、生きものが活発になる春の始まりです。





【頭上に芽吹き、足元に早春の花】
冬芽の中に眠っていた葉っぱの赤ちゃんが勢いよく成長し始めます。
新芽の黄緑色で、森は爽やかな色あいになります。
一方、足元ではカタクリ(右上)やタチツボスミレ(左下)、
ニリンソウ(右下)などの春の草花が可憐な花を咲かせます。






【昼寝する動物たち】
春眠暁を覚えずと言いますが、哺乳類全般に当てはまるかもしれません。
春の日差しの中、うとうとするテン(野性味なし)に、
こちらに気付いているけど立ち上がりたくない様子のアナグマ。
春の心地よさには、けものたちも抗えないようです。



 月 

【続々と目覚める生きものたち】
ぐんぐん気温が上がり、石垣や土の深いところで眠っていた生きものたちが
目を覚まし、園内にあらわれるようになります。
この頃は、生きものが別の世界から湧き出してくるような感覚になります。
しかし冬の間上手に隠れていただけで、実際の命の数は夏と変わりません。




【春の蝶 ウスバシロチョウ】
前回紹介したテングチョウに続き、アカタテハなどの早春のチョウがあらわれ
春たけなわにのんびり登場するのがウスバシロチョウです。
花畑をフワフワと飛び回る姿は、まるで春を謳歌しているようです。
ちなみにチョウによってあらわれる時期が違うのは、越冬方法の違い。
早春のチョウは成虫の姿で越冬するので春一番に活動できますが、
ウスバシロチョウは卵の姿で越冬するので成長に時間がかかるのです。




【ニセアカシアの花が大好きなニホンザル】
ニセアカシア(和名ハリエンジュ)の白い花が咲くとニホンザルは大喜び。
それまであちこちで新芽を食べていたサルたちが一斉にニセアカシアの樹上に
集合し、にぎやかなパーティー会場と化します。
花にはほんのり甘みがあり、天ぷらにするとおいしいそうです。




【大きなホオノキの花】
朴葉味噌に使われる大きな葉のホオノキには、やっぱり大きな花が咲きます。
見た目もインパクトがありますが、近付くと、入浴剤にしたいようなほのかに
甘い爽やかな良い香りがします。
5月の終わり頃に山ふるを散策する時は、ぜひ鼻を使って楽しんでください。






【夏鳥がやってくる!】
冬鳥が去った山のふるさと村に、今度は夏鳥がやってきます。
青と黒がおしゃれなオオルリ♂(上)や、黄色い眉のキビタキ♂(真ん中)、
姿は見せないけど、さえずりが特徴的なヤブサメ(下)などなど。
このヤブサメの声は、高すぎて人によっては聞こえない音だそうです。
0~3秒にかけて、シシシシシ…という虫のような声を探してみてください。



 月 

【雨の日はコケウォッチング&コケタッチング】
冬から乾燥し続けた山ふるを、梅雨の雨水が潤す時期です。
濡れたコケは休眠状態から目覚め、水を吸って大きく膨らみ葉を広げます。
緑色に透ける美しい葉っぱをじっくり観察するもよし、
フワフワでサラサラな最高の触り心地を楽しむもよしのシーズンです。






【6月の風物詩 マタタビの白変】
絵の具で白く塗ったように、マタタビの葉が白く色変わりします。
上の写真のように、梅雨時の暗い森の中では浮き出て見えるほど目立ちます。
一説によると、白い葉の裏側につく花(右下)に虫を引き寄せるため、
花ではなく葉でアピールする方向に進化したのだそうです。





【耳で楽しむカジカガエル】
沢からピヨヨヨヨ…と鳥のような声が聞こえます。
渓流に暮らすカジカガエルにとって、6月は繁殖期の真っただ中。
小鳥のようなさわやかな声は、オスからメスへの求愛の鳴き声です。
大きな声は湖畔中に響き渡りますが、その姿は流れの中の小石そのもの。
天敵の目を欺くための戦略がしっかり練られています。







【木登りガエル モリアオガエル】
レストラン前の池からコロロ、コロロと鳴き声が聞こえてくるのが合図。
木登りが得意な変わり者のカエル、モリアオガエルの繁殖期です。
オスは枝先や石の下に隠れながら、メスへ求愛の声で呼びかけます。
綿あめのような卵が枝先に産みつけられてから2週間ほど経つと、
綿あめの中で育ったオタマジャクシが動き出し、下の水場へダイブします。
木に登ることでヘビなどの天敵を避けつつ子どもが成長する場所も用意する、
両方をこなすのがモリアオガエルのすごいところです。



春爛漫の4月から梅雨の6月までの季節の移ろいは、
お楽しみいただけたでしょうか。
ようやく冬を乗り越えほっと一息ついた春も束の間、食に渡りに繁殖と、
めぐる季節の中で生きものたちにはやることがいっぱいです。

次回の 山ふる四季だより【夏】は、来週投稿予定です。

それでは皆様も、山ふるや身近な生きものたちのように春を謳歌できるよう、
どうぞご自愛ください。


(インタープリター/すみぃ)