2022年3月24日木曜日

カモシカ親子さがしに行ってきました。

みなさん こんにちは
インタープリターのとむさんです。

少し前、2月の末の話ですが、
山のふるさと村の近くの神社に
カモシカの親子が棲んでいるらしいという話を聞き、
休日にほかのスタッフと探しに行ってみました。

目撃情報のあった周辺を
カモシカを求めてうろうろ散策。
しかし、歩けど歩けど気配すら感じません。

「今日はいないのかもしれない」と、
なかば、あきらめかけた気持ちでおやつを食べ、
さあ帰るかと、もと来た道を歩いていた所、

「ガサガサガサ」と何かが走って逃げる音と黒い影!

なんと、カモシカを発見したのです!
















2時間ほどの捜索の賜物です。
しかも、ちゃんと親子を発見しました。
ちょっと諦めていただけに、びっくりしました。

左が子ども。右が母親。









角や体の大きさが違いますね












歩くスタッフを目で追いかけるカモシカ親子の様子は
とてもかわいらしく感じます。

5月ごろには、子どもが独り立ちするらしいので
一緒にいるのはあとわずかです。

今年は山のふるさと村のゲートの側でも、
違うカモシカの子どもを2頭見ているので、
この冬は子どもカモシカと縁がある年でした。

さて、
昔はとても数が少なかったニホンカモシカですが、
最近は青梅あたりでも見かけるとの事。
特別天然記念物に指定された効果で
数が増えているのかもしれませんね。

カモシカに会えるのは嬉しいことですが、
生態系のバランスを考えると
増えて平気かしら?と少し複雑な気持ちにもなります。

そんなカモシカという生きもの。
興味のある方がいましたら、
ご来園の際に、とむさんにお声掛けいただけると
嬉しいです。

(おまけ)
姿は上手に映っていませんが
鳴き声(?)もとれたのでお聞きください。


この「ふしゅ!!」という声は
お母さんカモシカの声で、
見つけた直後、逃げていく時に出していた声です。

たぶん怒っていたのでしょう…。

子どもを連れている状態だったので、
もしかしたら「激おこ」状態だったかもしれません。

カモシカはおとなしい動物ですが、
近寄りすぎると危ないので、
見かけても近寄りすぎないようにお気をつけください。

(インタープリター/とむさん)