2025年8月31日日曜日

【ビジターセンター】 9月の宿泊者向けプログラムのご案内

  9月の宿泊者向けプログラムのご案内

★ナイトプログラム★

夜の森をインタープリター(解説員)がご案内。

暗闇体験や星空ウォッチング、アニマルウォッチングなど、

その日によってテーマはさまざま。

※しっかりとした靴でご参加ください。サンダル等はご遠慮ください。



実 施 日:

6日()、13日()14日()、20日()、27日(

※実施の有無は、当日にX(旧Twitter)やビジターセンター窓口でご案内いたします。

実施時間:18:30~19:30 ※変更の可能性あり

申込方法:実施当日の16:30までにビジターセンター窓口にてお申込みください。

    (電話申込不可、申込者以外の参加はご遠慮ください)

参  加  費:500円(2才以下無料)

定        員:15名(先着順)


※ゲリラ豪雨や雷雨

周辺でのツキノワグマ目撃などの理由により

急遽中止とさせていただく事もあります。予めご了承ください。


★おはようウォーク★

9月はおはようウォークの実施の予定はありません。


内容などに関するおまで問合せはこちら

山のふるさと村ビジターセンター

Tel: 0428-86-2551 (9:00~17:00)


(山のふるさと村ビジターセンター)

2025年8月26日火曜日

山ふるのふしぎ植物「テンナンショウ」

 山のふるさと村のふしぎ植物の紹介です。

今回紹介するのはテンナンショウ。

テンナンショウ(天南星)は広く見るとサトイモの仲間。種数も多く、山地では意外とメジャーな植物です。

まず不思議なのはその形。ヘビのあたまのような部分は葉が変形したもの(仏炎苞といいます)。この葉の内部の空間にたくさんの小さな花が咲きます。

実はこのヘンテコなかたちには意味があるのです。

テンナンショウはキノコのような不思議な香りでキノコバエなどの小さな昆虫を仏炎苞の中へ誘い込みます。入り込んだ昆虫たちは出口を探して動き回りますが、仏炎苞内部は一度入ると抜け出せないようなつくりをしています

これこそがテンナンショウの作戦なのです。この構造はテンナンショウのオスが昆虫を利用して、テンナンショウのメスに自身の花粉を届けるためのものであると考えられています。

一体どんな方法をとっているのでしょう?

まず、不思議な香りに誘われて、オスのテンナンショウに訪れた昆虫はやはり仏炎苞から抜け出せなくなります。

出口を探しまわるうちに、昆虫はオスの花粉まみれになってしまうのです。

ところがテンナンショウ、面白い事に入口とは異なるところに小さな出口があるのです。

運よく出口を見つけた昆虫は見事、テンナンショウから抜け出すことができます。

これでもうテンナンショウは攻略。と言いたいところですが、実は出口はオスのテンナンショウにしかありません。運よくオスのテンナンショウから抜け出せた昆虫も、メスのテンナンショウに入ってしまうと抜け出せず、その生涯を仏炎苞の中で終えることになります。そして、昆虫についていたオスの花粉はしたたかにメスが受け取るのです。

このように、テンナンショウは不思議な香りで昆虫たちを誘い込み、オスとメスの間を行き来させることで確実に花粉のやり取りを完了させるのです。

テンナンショウの不思議なかたちの裏にはこのような虫を利用する作戦があったのですね。興味深い植物です。


ちなみにテンナンショウはよく食虫植物のウツボカズラに似ていると言われますが、食虫植物ではありません。ですが、どちらの植物も虫を呼び寄せ閉じ込める、という似通った作戦を持っています。そのため、彼らの姿はお互いに似ているのでしょうね。


さて、テンナンショウですが、虫たちの犠牲によって受粉に成功すると初夏に実をつけます。

この実が、これからの季節のイチオシ観察ポイントです。テンナンショウは小さな果実があつまった果実の塊をつくります。


今の季節はまだ緑色の状態ですが、秋ごろになると真っ赤に熟します。毒々しささえ感じる鮮やかな赤い果実の集合体はなんとも見ごたえがあります。

そして、この赤い不思議な果実さえも、実はテンナンショウのある作戦なのです。

不思議な植物、テンナンショウのさらなる作戦の詳細と実際の姿はぜひ山のふるさと村でご確認ください!


 (インタープリター/けんけん)




【クラフトセンター】8/30(土) 木工教室貸し切りのお知らせ

8/30(土)  クラフトセンター木工教室は

団体利用のため貸し切りとなります。


一般の方のご利用ができなくなりますので

ご了承のほど、よろしくお願いいたします。


(山のふるさと村)

2025年8月20日水曜日

【奥多摩周遊道路】通行止め解除のお知らせ

倒木の為、奥多摩周遊道路が

8/20(水) 14時20分より

一部通行止めとなっていましたが

8/21(木)8時00分より

通行止めは解除されました。


園内でも多くの落枝などがありますので、散策の際には足元に十分注意してください。

(山のふるさと村)