2019年5月30日木曜日

奥多摩湖畔の今の見どころ

冬の少雨が影響し、例年になく水位が低い奥多摩湖。
先日の大雨で少し水が増えましたが、まだまだいつも通りには戻っていません。

湖底だった場所は白っぽくなっています


















しかし、そんな時だからこそ紹介できる見どころがあります。

一つ目は、こちらの石垣。
















正面から見るとこんな様子です


















普段は水中に隠れていますが、現在は近くで見ることができます。
もちろん自然のものではなく、人が積んだもの。

形の合う石が上手く積み重ねられているのが分かる

























つい60年ほど前までこの地にあった「岫沢村」の民家の土台となっていた石垣です。
これだけの量(しかも石が大きい!)、どれだけ大変だったのでしょうか?

ちなみに、村のすべての家が沈んだわけではありません。
湖畔からビジターセンター周辺、キャンプ場に至るまで、様々な場所に人が暮らしていた跡を見つける事が出来ますよ。


そして二つ目の見どころはこちら。



謎の手形
















 
大きさはこのくらい



















他にはこんな種類も


















湖畔に夜な夜な(?)あらわれる野生動物たちの足跡。
形の特徴から、多くは種類を特定する事が出来ます。
(ちなみに最初の手形はニホンザル。次の足跡は特定できません・・・が、タヌキ似です。)
一度に野生動物の痕跡が何種類も見られるので、自由研究などにはもってこいの状態ですよ。


それにしても、こんなに奥多摩湖の水が少ないのは珍しい事です。
ぜひこの滅多にない機会に、普段とは違う山のふるさと村の楽しみ方を発見してみてください。
お待ちしています。


(インタープリター/すみぃ)