2009年7月23日木曜日

むぅのムササビ体験記

7時00分。 雨。
   山のふるさと村日指橋にてムササビを発見。
   ムササビが飛ぶ姿は座布団が飛んでいるようらしい。
   「ホンマかいな?」と思った私は、
   今夜はムササビが巣から出て滑空するところを見ようと決意。

18時30分。 日の入り26分前。 まだ空は明るい。
   日指橋にて朝見たムササビを確認。
   ポジションを整え、待機。

18時56分。 日の入り。 空は薄暗い。
   ムササビは穴から顔を出したり、引っ込めたりしている。
   周囲の様子を何度も何度も確認している。  

19時10分。 日の入り14分後。 空がだいぶ暗くなってきた。
   ムササビが穴から顔を出す時間が長くなってきた。
   いまだ周囲の様子を念入りに確認している。
   じっと身を潜めて待機。
   …しかし、上を見続けて首が痛くなってしまった。
   ムササビが顔を引っ込めると同時に私も首を下に向ける。

19時27分。 日の入り31分後。 空は暗い。
   ムササビが顔を穴から大きく出す。
   …いよいよかっ!
   息を呑む瞬間。

19時30分。 日の入り34分後。
   するりと巣から出てきて、あっという間に木へ飛び移る。
   あまりの早業に唖然…。
   しかし、大きな皮膜を広げて、すーっと滑空する姿はばっちり捉える。
  

         …ホンマに座布団みたいや…。
  

19時34分。 日の入り38分後。
   近くの木の枝で毛づくろいをするムササビ。
   その後、さらに上に登り、私の斜め上を飛び、森の奥に消えていった…。

23時13分。 
  今もこの森のどこかで、さっき私が見たようにムササビが
  滑空しているのかと思うと、ほんのり嬉しい気持ちになる。


さて、今夏、山のふるさと村にご宿泊予定のみなさま。
ぜひ、夜の森に一緒にでかけませんか?
※ナイトプログラムのご案内→http://www.yamafuru.com/vc_night_morning.html#night

(むぅ)