2009年12月24日木曜日

ラブレター

最近、よく会うね。
先週くらいからは、よく目が合うようにもなったね。
いつの間にか見られていた、
なんてこともあって、びっくりしたこともある。

夜にしか会えないと思ってるから、
昼に会えて驚いちゃったよ。

私たちは互いの距離を縮めることはできない。
私が一歩踏み出すと、
あなたはスッと去ってしまう。
あなたとの距離はいつも一定。
距離を保って、あなたは私を見ている。

わかってる。
近づいちゃいけないってことは。
わかっているけれど、
もう少し傍に寄ってみたいとも思ってしまう。

でも…
私たちはこの距離がいいんだよね。
あなたたちとの距離感は、
私たち人間にとって考えなければならないことだから。

そんな想いを胸に抱きつつ、
寒空の下、今日もあなたを見つめてる。



そんなわけで、 近頃外を歩くとタヌキによく会います。
なぜかここ最近の私は、人よりもタヌキに会う確率のほうが高いです。

人を見てもすぐには逃げないタヌキを見て、
「ひょっとして、人に慣れてしまっているのかな?」と
不安になることがあります。

過去に、山のふるさと村のテントサイトで、
人間の食べ残しや出しっぱなしにした食糧を
野生動物が狙いにくるということがありました。
それはこちらが意図していなくても、
結果的に”餌付け”につながってしまいます。
また、人間の食べ物は野生動物にとっては
病気になる可能性もあります。

園内で出会うタヌキたちを見て、
野生動物と人間との関係を考えさせられる今日この頃です。


(むぅ)